配当王 アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)
「配当貴族リスト2019年」で連続増配を続ける企業リストを掲載しました。
ですが、日本に住む私たちにとっては聞いたことがない企業名が多いと思います。
例えば連続増配年数が一番長い配当王銘柄である
「アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)」
を知っている方がどの位いるでしょうか?
私自身、配当貴族を調べるまでは知りませんでした。
名前から水を扱う企業なんだろう位しかイメージできません。
そこで、簡単に「アメリカン・ステーツ・ウォーター(AWR)」(以下AWRと記載)を紹介します。
目次
1.企業概要
AWRはアメリカ合衆国カリフォルニア州で1929年から90年続く水道事業を主とする企業です。
カリフォルニア州だけではなく子会社の「ゴールデン・ステーツ・ウォーター」(以下GSWCと記載)、「アメリカン・ステーツ・ユーティリティ・サービス」(以下ASUSと記載)を通じて9つの州で事業展開しています。また、水道だけでなく電力配電事業も行っています。さらに、「アメリカン・ステーツ・ユーティリティ・サービス」ではアメリカ政府と契約し、各地の軍事基地への配水および排水収集処理施設の運営・保守、建設管理サービスも提供しています。
2.売上実績
2018年の売上実績とグループの内訳は以下のようになっています。
3.配当
AWRは1931年以来64年連続で配当金額を増額しており、直近の2012年~2018年は0.635ドルから1.06ドルに増えており、年平均成長率は約8.9%となっています。
AWRは配当政策として配当金の年平均成長率を6%以上とすることを掲げています。
4.まとめ
AWRは、
・水道事業という参入障壁が大きい事業を行っていること
・政府との長期契約があること
・生活に欠かせず、人が生きるために絶対に買わなければならないものを商品としていること
から、今後も事業の継続には問題ないと考えていいでしょう。
また、私たちアメリカ株、配当重視の投資家にとって、配当金の成長率6%以上を政策としていることは非常に魅力的です。
皆さんの参考になれば幸いです。