本当の初心者が意外と知らない世界全体への投資方法
今回は私自身が株式投資を始めて、国内株を売買していたときに知らなかったことを書いておきたいと思います。
先日、改めてインデックスについて書きました。その中で、S&P500というインデックスを越える運用は難しいと書きましたが、S&P500とは S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数です。ですので、アメリカ1国への投資と言う事になります。
世界には196の国が有りますので、リスク分散の視点では偏りがあります。しかし、世界の株の時価総額の40~50%はアメリカの株ですので保有しないと言う選択は無いのかなと私は考えます。
とはいえ、特定の企業や国をしぼって投資したり、状況によって売ったりするのが面倒と言う方におすすめなインデックスのがあります。
それは全世界の株価に連動するとインデックスです。代表的なものは以下の2つです。
◆FTSE全世界指数(All-World)
対象は先進国24か国、新興国(エマージング)23か国の約50か国。
各国市場の時価総額約90-95%をカバーする広範なインデックス。
◆MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)
対象は先進国24か国、新興国(エマージング)21か国、
フロンティア国25か国の約70か国。
各国市場の時価総額上位約85%(Small Capシリーズを含めると最高99%)を
カバーする広範なインデックス。
このどちらか(正直どちらでも構わないとおもいますが)に連動する投資信託に毎月、コツコツ投資をすればそれで充分といってもいいでしょう。
ただし、短期間で何倍にもなるということは期待できませんので、コツコツほったらかし投資の場合の話です。
もしくは、個別株や他の投資信託を保有している場合のポートフォリオの1つとしてはとてもおすすめです。
では、具体的な投資信託ですが下表のものが有名です。
信託報酬 | 純資産額 | |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.12% | 190億円 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.14% | 20億円 |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.14% | 21億円 |
長期保有が前提になりますので、信託報酬が少ない「楽天・世界株式インデックス・ファンド」がおすすめです。まずは、コツコツ投資のはじめの一歩として月に数千円でも良いのでやってみることをオススメします。
皆さんの参考になれば幸いです。